図像 学。 「図像」とは何か、「図像学」とは何か

図像学とは

2019年8月23日閲覧。 パノフスキーによると、一つの作品は、ある意味を担う一種の言語とみなされるが、その意味には三つの層 Three Strata)がある。 (p93) ギリシア芸術の慎み深さ、シリア芸術はそれとは逆(p96) 12世紀のフランスの芸術家たちもまた、写本画家たちから教わった二つの伝統を分け合っていた。 モニュメンタルな大彫刻が誕生したのが 十一世紀の南西フランスにおいてであったことはまず疑いない。 洋の東西を問わず、近代以前の美術作品は、今日の美術のように作家の個性や美そのものを目的とするというよりも、その作家の属する社会において、成員ならば了解可能なの組み合わせによって、的、的などのメッセージを表出する性格が顕著であった。

>

図像学を学んで美術鑑賞をもっと楽しく

ヨーロッパ美術 [ ] 中世の美術では、教義を伝えるために図像学が発達した。 近年ではイコノロジーに代わる方法論として、「イコニーク」(イムダール)や「美術史的解釈学」(ベッチュマン)などが提案されているが 、決定打はなく、現在でもイコノロジーは美術史学にとって様式論と並ぶ主要な方法論でありつづけている。 27-81)• 13世紀後半になると、ランス大聖堂西正面に黙示録の彫像が数多く作成される。 期になると、従来の図像に加えて、・に由来する図像も使われるようになり、多様なモチーフが生まれた。 内的意味・内容 Intrinsic meaning or content 作品のさらに奥底にある歴史意識や精神文化。 これ以降徐々に美術は、教養のない人々を教育・教化するための効果的な手段として活用されるようになりました。

>

「図像」とは何か、「図像学」とは何か

かつて東大駒場キャンパスで1、2年生向けに開講していたのと近い形で、キリスト教美術の「読み方」について講じてみようと思います。 ラヴェンナのサン・タポリナーレ・ヌオーヴォ教会にある六世紀のモザイク図もまたこのような形をとっている。 (p98) 西欧はこれらの二つの伝統のうちの一つを選ばねばならなかった。 10階と11階の変更もあります。 エルヴィン・パノフスキー「序論」(『イコノロジー研究 ルネサンス美術における人文主義の諸テーマ』浅野徹ほか訳、筑摩書房〈ちくま学芸文庫〉、2002, pp. 図像をともなっている芸術は、芸術のための芸術という20世紀の純粋芸術と相反するものである。

>

ロマネスクの美術(図像1)

の伝統を継いだは、パノフスキーの想定している「絵画の意味の三つの層」のすべてが、論理的には破綻しうると指摘している。 パノフスキーは、これを探るための手法をイコノロジーと呼んだ。 「描かれた絵柄の意味やそれにまつわる歴史を知っていれば、千年前の作品でも身近に感じられます」 タイトルは堅いが、中身は読みやすい。 たとえば公共の場に掲げられた壁画作品のような場合、どこからどこまでを「意味の領域」と考えればよいのか (第1段階への批判)。 彫刻はそっから四方へと伝播していったのであった。 参考文献 [ ]• 91年より毎年『ロマネスクの旅』を企画し全ヨーロッパのロマネスク教会を詳細に調査する。

>

「図像」とは何か、「図像学」とは何か

かって見分けのつかなかった聖ヨハネは、今や態度によってそれと知られる。 例)《メランコリアI》では、膝の上に肘をついたこの人物のポーズが「」でいう「」を示すこと、この人物が手に持っているコンパスや床に置かれている玉などが古くから「幾何学」のであることなど。 諸特徴は、それ以前の芸術の中に既に存在していた。 日本の美術史家・も、同様の文脈で、パノフスキーが絵のなかのイメージを何らかの思想内容を運ぶ媒体でしかないかのように扱っている、と批判している。 ヨーロッパ美術 [編集 ] 中世の美術では、教義を伝えるために図像学が発達した。 下記に、初期のモザイクは失われたとある。 その一方でマギたちが逆の方向に姿を現している。

>

図像学

第一段階的・自然的主題 Primary or natural subject matter 母親らしき女性と子供を描いた絵であるとか、穏やかな表現であるといった、画面に描かれた対象や色彩・形状など。 (300~400円) 途中休憩あり。 27-81)• 洋の東西を問わず、近代以前の美術作品は、今日の美術のように作家の個性や美そのものを目的とするというよりも、その作家の属する社会において、成員ならば了解可能なの組み合わせによって、的、的などのメッセージを表出する性格が顕著であった。 参考文献 [編集 ]• フランスに旧石器時代のマドレーヌ文化時代のラスコー洞窟壁画である「オーロックスと馬の群れ」という作品がある。 別途資料代がかかります。 つまり作品と文献の慣習的な結びつきは一つには決まらない (第2段階への批判)。 (p178) これは全く新しい着想であり、ギリシア的崇高さにおいては劣るとしても、教義においてはより豊かである。

>

イコノロジーとは

こうした図像の意味は近代になると次第に忘れられていったが、20世紀初めの美術史家(Emile Male, 1862年 - 1954年)は『ロマネスクの図像学』『ゴシックの図像学』などを著し、中世の図像体系を明らかにした。 有名なところで、「ハリー・ポッター」の中に登場する学生寮の紋章をあげてみましょう。 ゴンブリッチ「イコノロジーの目的と限界」鈴木杜幾子訳(『シンボリック・イメージ』平凡社、1991, pp. Santa Maria Maggiore apse mosaic The Early Christian church was erected by Pope Sixtus III 432-440 and its mosaic decoration in the nave and the apse also date from this period. こうした図像の意味は近代になると次第に忘れられていったが、20世紀初めの美術史家(Emile Male, 1862年 - 1954年)は『ロマネスクの図像学』『ゴシックの図像学』などを著し、中世の図像体系を明らかにした。 マイナーなもの使うと、「ん? それってそういう意味だったの?」ということになりかねませんよ。 また制作される過程で「意図した意味」は変わることがないのか (第3段階への批判)。 『ロマネスクの図像学』上巻第3章p169 追記;キリスト教美術の主題から、別に 「降誕」(マギの礼拝、東方三博士の礼拝)関係をまとめてみなおすことにしたい・・(20181202 ロマネスクに関係なく、通史的に ボッティチェッリ中心)は終えた) オリエントを分け合っていた二つの芸術の流派 シリア芸術とヘレニズム芸術を分かつ特徴 シリア芸術はある種現実的 キリストは壮年の盛りにあるシリア人で黒いひげをたくわえ、長い髪をしている。 言語による描写は絵画による描写ほど、細部を正確に表現することができない。

>

キリスト教図像学入門

The Early Christian apse mosaic has been lost, having been replaced by the one by Jacopo Torriti during a redesign of the entire choir area under Pope Nicholas IV 1288-1292 who commissioned the replacement without entirely changing the original subject matter and retaining the bust of the Saviour, believed to have appeared miraculously at the time of the basilica's consecration. このようないくつもの区画を持つ画面はひどく気を散らせるものである。 ユダを使徒たちの間に、キリストの右側か左側に座らせた。 (p186). (p10) この地域ののクリュニー系の諸修道院がおそらくはその揺籃となった。 以下、まず図像とは何かについて具体例を挙げながら述べていく。 Iconはもともとは少なくとも7世紀以降のギリシャ正教会で献身の象徴として使われていたキリストの壁画を指していました。

>